RMTマッチングサイト｜ゲームアカウント・アイテム売買

オンラインゲーム内資産を現金で取引できる「RMT（リアルマネートレード）」。

ゲーム内のアイテムやキャラクター、コインなどを日本円で売買できるシステムは、時間がないけどお金がある社会人などに需要の高い取引です。

しかし、ほとんどの国内ゲーム会社がRMTを禁止しています。

言い方を変えれば「欲しいものをお金で買うのは禁止」ということですが、少し不思議な響きではあります。

なぜゲーム会社は、RMTを禁止するのでしょうか？

この記事では、RMTが禁止されている理由や、RMTが原因で引き起こされるトラブルの例について詳しく解説します。

RMTが禁止されている理由とは？

RMTが禁止されている主な理由には、下記があげられます。

それぞれについて詳しく説明します。

RMTが禁止されている理由1：公平性が失われる

RMTが禁止されている理由は主に、ゲーム内の公平性を失わせてしまうからです。

お金がある人ほど良いキャラクターや武器を手に入れられるというのであれば、オンラインゲーム上のバランスを崩す可能性があります。

RMTが禁止されている理由2：ゲーム会社が稼げなくなる

ゲーム会社が稼げなくなる、というのもゲーム会社としての正直な意見でしょう。

ゲーム内資産をお金で売買するRMTを禁止する理由が「公平性の欠如」であるなら、そもそも公式から課金オプションも与えないはずです。

ゲーム会社にお金を払ってコインをゲットするのは良いが、他ユーザーにお金を払ってコインをゲットするのは許さない、というのは、ゲーム会社側の利益が減ってしまう可能性を考えているとも言えるはずです。

ゲームを作ったゲーム会社が利益を求めることも、そのゲームで遊びたい人にルールを作るのも当然なので悪いことではないですが、RMTを禁止する理由のひとつとしてあげることはできるでしょう。

RMTが禁止されている理由3：ゲーム性自体が壊れてしまう

RMTを一度許可してしまうと、お金がある人や業者が荒稼ぎをするためにゲームを使う可能性が出てきます。

場合によってはアクセス過多によりサーバーがダウンしてしまったり、ゲーム上で通常会話を妨害しながら宣伝をする人が出てくることが考えられます。

ゲームを純粋に楽しみたい人や、ゲームにお金をかけずに楽しみたい人にとっては、とても居心地の悪い環境になってしまうはずです。

最悪の場合、プレイヤーがどんどん離れていき、稼ぎ目的の人ばかりが残る環境ができてしまい、結果的にゲーム自体が崩壊してしまうことが懸念されます。

RMTは違法なの？やったら捕まる？

よく混合されているのが、「RMTは違法である」という意見です。

なぜ違法であると間違える人がいるかというと、RMTは「利用規約違反」だからです。

利用規約というのは、ゲーム会社が自社ゲームを使う人に向けて作ったルールのことです。

ゲームも同様で、ゲームの利用規約違反をした人はゲーム会社から処分がくだされます。

ゲーム会社からの処分を具体的にお伝えすると、例えばゲームアカウントの停止や消去などがあげられます。

停学処分で学校に通う権利が奪われてしまうように、ゲームを使う権利を奪われてしまうようなイメージです。

利用規約違反について、詳しくは別記事でもご紹介しています。

【関連記事】ゲームアカウントの販売は違法？利用規約違反との違いとは？RMTの解説

RMTで詐欺をしたら犯罪？やったら捕まる？

RMTが利用規約違反であるとお伝えしました。

つまり、利用規約を破ってRMTをしている人はルールの違反者になります。

では、ルール違反とわかっていてRMTで詐欺をしたら、犯罪になるのでしょうか？

言い方を変えると、校則を破って耳にピアスをあけても停学処分で済むものの、人の物を盗んだら犯罪になり捕まる、というイメージです。

✔️RMTは犯罪者に目をつけられやすい

RMTではこの「利用規約違反をしている」という罪悪感を利用して詐欺行為におよぶ犯罪者がいます。

というのも、「利用規約違反であるRMTをした自分も悪い。だから、詐欺にあっても助けてもらえない」と思い込むユーザーが多いからです。

つまり、詐欺にあった場合には訴える権利があります。

「RMTは危険」と言われる理由は主に、犯罪者に目をつけられる可能性があることを意味しています。

実際には、犯罪対策をおこなっているRMTサイト上で取引をすれば、詐欺にあう可能性はグンと減ります。

【関連記事】ゲームアカウントの売り方を知りたい！少しでも安全に売るためにやるべきこと

まとめ：RMTが禁止される理由は3つ！

RMTが禁止される理由は、主に3つあるとお伝えしました。

荒稼ぎを目的とした業者や、ゲーム内の秩序を荒らすような行為は極めて許されることではないでしょう。

とはいえ、個人としてはどうしても時間が取れず、ゲームを楽しむためにRMTをしたいという人もいるはず。

反対に、ゲームをする時間がたっぷりあるため、好きなゲームでお小遣い稼ぎをしたいという人もいるでしょう。

ゲームの公平性だけに目を向けると、ゲームをやり込んだ人ほど有利になるものであると割り切ってしまうこともできます。

でも、時間がない人がプライベートの時間を、個人的に楽しむためにRMTを必要としているなら、RMTは悪い物だと言い切る必要もないのではないでしょうか。

人に迷惑をかけない程度に活用することで、よりゲームを楽しめるということもあるはずです。

禁止されている理由とリスクは、しっかりと理解しておきたいですね。

【関連記事】ゲームアカウントの乗っ取りは犯罪？警察は動く？不正アクセス禁止法とは